これは驚いた。



フェンダーがアッシュ材の使用を終了させるとのこと。

主な原因は2つ。

1つはアジア原産で世界中に広がっている害虫「エメラルド・アッシュ・ボーラー」がここ20年間で北米の数千万本のアッシュの木を枯らしてしまったこと。

そして気候変動による洪水によって多くの木が水没してしまったこと。水害によって生育が妨げられたり水腐れを起こしている模様。


エメラルドアッシュボーラーは以前より問題視されていた害虫で、アメリカでは浸食されているかを嗅ぎ分ける検査犬なんかも導入されいていましたが、効果はまだいまひとつ。



気候変動、特にミシシッピ川での水害は2018年の時点で、過去50年間で最も氾濫のリスクが高まっているという報告があったばかり。




フェンダーの今後の方針としては、カスタムショップをはじめとした限定モデルなどやヴィンテージのリイシューには一部使用していくとのこと。大量生産が必要な多くのラインでは順次使用を中止していく。

昨年の登場から多くの話題を呼んだ「American Ultra」をHP上でのスペックはアルダー。


ただ、ナチュラルフィニッシュのギターにはアッシュが使用されていました。
今販売中のもので一度終了になるので、アッシュ材のギターをご検討されている方はお早めに。



ちなみに、イケベ楽器さんのHPではすでにアッシュ材終了のアナウンスが。
いずれにせよ、ご購入はお早めに。