石橋楽器さんが大変興味深いツイートをしていました。

またこれは面白いギターの登場ですね。

Swing Guitar Technologyというメーカーは初めて聞きました。




調べてみると元プロミュージシャンが2001年に設立した韓国発祥のギターメーカーのようです。

国内での流通数もまだまだ非常に少なく、わかることも少ないのですが、リーズナブルかつ高品質が売りみたい。


ファクトリーツアーというページで、工房の様子を動画で観ることができますが、ドレッドノート系アコギ製作の様子のみ。

About Usのページを読んでみると、OEMとして長年培われた韓国のギター生産技術をOEMとしてではなく、韓国発のギターとして広く認知を広めるために設立されたと書いてあります。


韓国国内のシェア率も一位(本当なのか?)とも記載あり。お恥ずかしながら全く存じ上げませんでした。


まあそれはともかく・・・。

今回石橋楽器独占販売のレリックギター。
かなりクールなギターではないでしょうか。


なんといっても驚きなのが、価格。
上記のギターの価格は税込34,800円。

ここまでのハードレリックを施してこの価格なんてにわかに信じがたい。


なぜこれほどまで低価格を実現できているのか。
それは塗装に秘密がありました。

どうやらこれ、プリントされた柄なのです。
綺麗に塗装して、傷をつけていく作業が発生していないため、コストをカットできたとのこと。

さらに言うと、韓国の工場ではなくベトナム製。
本来のポリシーと少しずれてますが、価格のためなら仕方ない。

ここまで安価なレリックギターというのも珍しいのではないでしょうか。

まあ写真をよく見てみれば、塗装の剥げている境目などの雰囲気が少しわざとらしくも見える。

当然のことながら、弾き込んでいっても見た目に変化は生まれないのでしょう。

でもとっても強烈なインパクトを与える素晴らしいデザインのギターであることは間違いなく、そんな一本がこの価格なので、魅力的ではありますね。


個人的に安いレリックギターの中で、気になっているのは新潟のあぽろんさんが取り扱う「Vintage」というメーカーのギター。


イギリス発のメーカーで5〜6万円で買えます。
製造はアジア圏ですが、とても細かい作りになっていて、レリックも比較的自然に施されており、なかなかオススメです。


レリックギターというジャンルは人気分野とあるだけに、激戦区でもある分野。
ビンテージの再現という枠を超えて、一種の芸術作品になってきている気もします。

今後、どのようなギターが登場していくのか、楽しみです。