さて、今回はサウンドの要となる電装周りを組み上げます。

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購入時のアッセンブリーはあまりにも貧弱なので、全て不採用ですw

したがって、今回用意したのは・・・。

・CTS250k x3 (Aカーブ2個とBカーブ1個) ・5way セレクター (国産DM-50)・CDE Orange Drop Capacitor・Emerson Custom Treble Bleed Circuit・USA Cloth Wire・Swicthcraft Input Jack・Fender Custom Shop Fat'60s Stratocaster Pickup Set
ノブ以外は全て新しく交換。
ちなみにCTSは今回ミリ規格を使用しました。(たまたま手元にあった)
セレクターも国産ではなくUSA規格でいきたいところですが、手元にずっとDM-50があったので・・・。


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ピックアップにFender CS Fat'60s を採用しました。

オリジナルのBlack 1に限りなく近いと言われるKlein PickupsのJazzy Catにしたいところですが、結構高額なので断念。

公式のサウンドデモなんてまさにあの音がしてます。

でなぜFat60にしたかというと、この記事をみたからです。初期モデルの発表から現在まで、幅広いミュージシャンから支持されているシルバースカイ。
そのピックアップの抵抗値に非常に近いというのが選んだ理由です。

Silver Skyピックアップについては公式がスペックを公表していませんが、所有者の方々が測った数値を調べる限りでは、大体6.6~6.8kΩ前後。

これはストラト向けのピックアップの中では比較的抵抗値が大きい方ですね。
所謂ビンテージリイシューでも5.8~6.3kΩ程度です。


ちなみにJazzy CatはBlack1を徹底再現したピックアップということで、ベースになっているのはテキスペあたりだとすると、6.6kΩ前後で作られているのではないかと予想。

以上のことから、リアからフロントまでトータルで6.6~6.8kΩでまとめられたピックアップを探したとき、ドンピシャだったのがFat'60sという結果でした。
Fat'60sは抵抗値が6.7kΩで統一されていて、ミドルがRWRP仕様。
音のバランスを取るためか、ポールピースはアルニコ2を採用しています。個人的に、Black1のサウンドも大好きですが、シルバースカイのモダンビンテージ的なサウンドも好きなので、どちらも狙っていけそうなスペックを持ったFat'60sに期待しています。

各種パーツを組み上げて完成です。

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実際のところ、シルバースカイではポットが300kΩであったり、volに抵抗がつけれられていたり、コンデンサーの抵抗値も違ったりと、通常のストラトとは異なる点が多く、かなり研究と改良がなされた配線でした。

今回のレプリカ制作では基本に忠実でありながらも、よりモダン的なサウンドを実現するために、アースを一本追加。
このアースはどこに落とすのか。

それは次回の最終組み上げの記事でご紹介します。
今回はこの辺で。